マキタ互換バッテリー充電器セット
実際に問題となるのは、マキタのバッテリーに搭載された保護回路がこの互換充電器に異常が発生した場合、どの程度まで保護できるかです。
ECサイトを見ているとマキタの充電器は他社と比べ様々な種類のものが販売されています。しかし、よく見るとマキタカタログには記載されていない液晶パネルを搭載した充電器や、大きさが半分程のコンパクトな充電器なども販売されており、よく見ると「互換品」の表記があります。
恐らくこの互換充電器は「バッテリー側の保護機能だけでも安全が確保される」事を前提に設計された充電器と推測されます。マキタからバッテリー単体の充電保護機能がどのような仕様になっているのかが開示されてない以上、多少の疑問点は残ります。
マキタのバッテリーは、型番で電圧や容量を知ることができます。18V6.0AhバッテリーのBL1860Bを元に見ていきましょう。
マキタのバッテリーでは、40Vmax・18V・14.4V・10.8V・7.2Vといった電圧がラインナップされています。
これらの充電器はMAKITAのロゴが見当たらず販売元もマキタではありません。販売元の名前から察すると、これは中国企業が製造販売している「コピー品」の充電器のようです。
今回検証するのはマキタバッテリーの互換充電器です。なぜかマキタの製品は他社と比べて互換品の販売が多く、中には充電器やUSBアダプターも販売されていたので気になっていました。
今回、実際に使用したり分解を行って検証を行いましたが、互換充電器は100%危険とは言い切れず、かと言って問題なく使用できる、とも言えない微妙なラインとなりました。これを確認するにはマキタバッテリーの保護がどの程度なのかを追加検証する必要があります。