マキタ互換バッテリー144v

マキタのバッテリーは、型番で電圧や容量を知ることができます。18V6.0AhバッテリーのBL1860Bを元に見ていきましょう。

これらの充電器はMAKITAのロゴが見当たらず販売元もマキタではありません。販売元の名前から察すると、これは中国企業が製造販売している「コピー品」の充電器のようです。

恐らくこの互換充電器は「バッテリー側の保護機能だけでも安全が確保される」事を前提に設計された充電器と推測されます。マキタからバッテリー単体の充電保護機能がどのような仕様になっているのかが開示されてない以上、多少の疑問点は残ります。

今回検証するのはマキタバッテリーの互換充電器です。なぜかマキタの製品は他社と比べて互換品の販売が多く、中には充電器やUSBアダプターも販売されていたので気になっていました。

過放電保護の遮断電圧は12.5Vで動作しました。1セル/2.5Vを遮断のしきい値にしており、リチウムイオンバッテリーの特性としては正しい設定ですが、マキタ純正バッテリー側の遮断値は1セル/1.25Vに設定されているので、このあたりの設計思想は大きく異なります。

実際に問題となるのは、マキタのバッテリーに搭載された保護回路がこの互換充電器に異常が発生した場合、どの程度まで保護できるかです。

今回、実際に使用したり分解を行って検証を行いましたが、互換充電器は100%危険とは言い切れず、かと言って問題なく使用できる、とも言えない微妙なラインとなりました。これを確認するにはマキタバッテリーの保護がどの程度なのかを追加検証する必要があります。

現在、マキタは互換バッテリーに対しては注意喚起を行っていますが、それ以外の互換製品に対しては特にアクションを行っていません。バッテリー以外にも増えつつあるマキタ互換品に対して、今後マキタがどのようなアナウンスを行うかが注目されます。

ECサイトを見ているとマキタの充電器は他社と比べ様々な種類のものが販売されています。しかし、よく見るとマキタカタログには記載されていない液晶パネルを搭載した充電器や、大きさが半分程のコンパクトな充電器なども販売されており、よく見ると「互換品」の表記があります。

マキタ互換バッテリーの販売再開にお時間いただきまして申し訳ございません。

マキタの工具に使えるリチウムイオンバッテリについて解説しました!
購入時は互換バッテリーと比べて高価な純正バッテリーですが、こんなに多くの工具で使える事を考えると、結果としてお得なのではないでしょうか?
互換バッテリーのリスクを理解し、純正バッテリーを便利に活用して安全でお得な工具ライフを送りましょう。

互換充電器を選ぶメリットは低価格な面にあると考えますが、マキタ純正の充電器DC18RFも通販価格でそこまで高価な充電器ではありません、充電性能や安全性を含めた対費用効果を考えるのであれば互換充電器を購入する必要はありません。