マキタバッテリー互換品

2018年10月のレビュー評価で1位だったM社製のマキタ互換バッテリーを検証します。

令和2年度製品安全業務報告会の電動工具用互換バッテリー調査では、ネット通販で販売されているマキタ互換バッテリーの大規模な試買調査が実施されました。

マキタ電動工具からの各制御信号に対応しています。

また、充電電流が低いマキタDC18SDやHiKOKI UC18YKSLなど低電流充電の充電器の使用に限れば、互換バッテリーの充電電流の条件は満たすことができます。

マキタ純正の充電器はDC18RCで9.0A充電、DC18RFで12.0Aの充電電流を行っているため、この互換バッテリーを純正充電器で充電すると過電流充電になり危険です。

弊社のマキタ互換バッテリー製品は、2022年6月製造分からラベルに製造LOT番号を追加記載し、制御ソフトウェアにも製造LOT番号を読み取る仕組みを導入しました。LOT番号がある製品については、保証受付の際に「ご購入時の注文番号」と「製造ロット番号」の双方が必要になります。

もちろん純正品が1番良い製品だという事はお分かり頂けると思いますが、お財布事情もあってどうしても手が出ない、という方や、使用頻度も少ないから互換バッテリーで十分という方もいらっしゃるでしょう。
俺腰もHITACHI、パナソニック、マキタの3大メーカーの電動工具を持っていますが、以前互換バッテリーにも手を出したことはございます。

互換バッテリー側は対応としているが定かではない感じもします。「充電できる」=「マキタ充電対応」ではない気もします。万が一を考えると「自己責任と言う範疇は通り越している気」もしますね。

例えばマキタの純正品を分解してみると電池に関しては一流メーカーのソニー製を使っていたりするわけですが、かたや互換バッテリーはLG製だったりするのです。LG製がどうという事は無いのですが、ソニーとLG製同じ値段ならどちらを選ぶでしょうと言うところに信頼性があるわけです。
大事な部分でいうとあまりに高温になってしまったときの電気の供給をストップしたりする機能がほとんどの互換バッテリーでは見られないもしくは機能の質が悪いと言う部分が挙げられます。ほかの違いは、基盤がより複雑な感じであるのが純正で簡素化されているのが互換バッテリーの中身の様子です。
だからどうというわけではありません。いいとも悪いとも言えませんが背に腹は代えられない方もたくさんいる中で互換バッテリーも大切な選択肢のひとつなのかもしれません。

最終的には「必要な分のバッテリー」を「純正バッテリー」で使っているのが良いのではないかと思います。カメラ/GOPRO/マキタ全て純正のバッテリーしか使っておりません。これはかつて私も「互換バッテリー」と言うものを使って痛い目にあったからです。「バッテリー駆動」は「バッテリー命」なので「信頼性の高い純正」間違いないと思います。

ケース外観はマキタの純正バッテリーとほぼ同じ寸法のバッテリーケースです。ラベルには6.0と記載されていますが、Ahの単位が記載されてないので、ある意味で表現上の抜け道になっているのかもしれません。

さらに、データシート上の「Max Charge Current(充電電流)」「Max Peak Discharge Current(放電電流)」の項目を確認すると、充電レートが1C(4A)と記載されており、マキタの急速充電器で充電すると過電流状態で充電されることが判明しました。