マキタ互換バッテリー18 充電器

対応機種は、40Vmax充電工具と36V(18V+18V)充電工具になっています。今でもエンジン式のニーズが高い草刈り機やブロワ、チェンソー、アースオーガ、ハンマードリルといった高負荷かつ長時間作業が多い工具で使用することで、エンジン式以上の稼働時間を実現することができます。

この中で、40Vmax~14.4Vバッテリーの充電工具に関しては、プロ向けの機種が中心となっています。また、10.8V~7.2Vバッテリーの充電工具は、プロのサブ機やDIY向けの機種が中心となっています。

恐らくこの互換充電器は「バッテリー側の保護機能だけでも安全が確保される」事を前提に設計された充電器と推測されます。マキタからバッテリー単体の充電保護機能がどのような仕様になっているのかが開示されてない以上、多少の疑問点は残ります。

マキタのバッテリーは、型番で電圧や容量を知ることができます。18V6.0AhバッテリーのBL1860Bを元に見ていきましょう。

一つの電圧ですべての充電工具を賄おうとした場合、電圧を高く設定するとオーバースペックになる工具が多くなり、電圧を低く設定するとパワーが弱すぎて実使用に耐えられない工具が増えてしまいます。これを回避するために、電圧を複数に分けて展開しています。

これらの充電器はMAKITAのロゴが見当たらず販売元もマキタではありません。販売元の名前から察すると、これは中国企業が製造販売している「コピー品」の充電器のようです。

今回検証するのは、DC18RF互換の液晶パネル付きの互換充電器です。

対応機種は、36V(18V+18V)充電工具と、18V充電工具になっています。

以前、電動工具メーカーの互換バッテリーについて低価格の理由や危険性について解説しましたが、充電器はどうなのか検証してみます。

BL1860B(6.0Ah)は、ほとんどの18V充電工具のフルセットに付属しているバッテリーです。

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今回検証するのはマキタバッテリーの互換充電器です。なぜかマキタの製品は他社と比べて互換品の販売が多く、中には充電器やUSBアダプターも販売されていたので気になっていました。

使い方は至って簡単、アマゾンの商品URLをコピーして、サクラチェッカーの入力欄にペーストするだけ。例えばこちらは「互換バッテリー マキタ」というワードで検索したときに、スポンサーとしてトップに表示される商品、レビュー数は脅威の504。

今回、実際に使用したり分解を行って検証を行いましたが、互換充電器は100%危険とは言い切れず、かと言って問題なく使用できる、とも言えない微妙なラインとなりました。これを確認するにはマキタバッテリーの保護がどの程度なのかを追加検証する必要があります。

互換充電器による互換バッテリーへの充電は推奨できません。